全日本豚枝コンが大阪市場で開催、日吉ファームが4度目の名誉賞




 第61回農林水産祭参加表彰行事第9回全日本豚枝肉コンクールが3日、大阪市中央卸売市場南港市場で開催された。雌91頭、去勢59頭の計150頭が出品され、このうち名誉賞・農林水産大臣賞には京都府の(有)日吉ファーム出品豚を選出。同コンクールでの同社の名誉賞受賞は4度目となる。その後のせりで、受賞豚はキロあたり2,016円の最高値で大阪の食肉卸(株)ミートプラザタカノに落札された。主催は一般(社)大阪府畜産会、大阪市、大阪市食肉市場(株)、後援は大阪府。
 出品者は、とよさ(三重県)、蔵尾ポーク(滋賀県)、日吉ファーム(京都府)、上田養豚場(奈良県)、桝本養豚場(同)、村田商店(同)、丸永(兵庫県)協和養豚(岡山県)、岡山JA畜産(同)、八誠商会(広島県)の10農家。格付は「上」78頭、「中」60頭、「並」11頭、「等外」1頭。うち大阪市場が高品質の豚肉を選出する「大阪南港プレミアムポーク」には4頭が認定された。
 名誉賞を受賞した日吉ファームはおよそ1万頭を飼養。この4月に第2養豚場を稼働するなど規模拡大を進めている。出荷先は大阪市場のほか、京都市中央卸売市場第二市場、西宮食肉地方卸売市場。「京都ポーク」として販売するほか、自社ブランド「京丹波高原豚」としても販売している。市場を訪れ受賞豚を確認した日吉ファームの藤堂祐士専務は「4度受賞させていただき、品質が安定していることの証明になった。高い評価をいただいたら従業員のモチベーションにもつながる」と受賞を喜んだ。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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