全国SM協が都知事会見受けコメント、スーパーでの3密解消に賛同




 一般社団法人全国スーパーマーケット協会は、23日の東京都知事記者会見で示された「スーパーマーケットでの3密を解消するための取り組み」についてコメント。「1都3県でいのちを守るSTAY HOME週間を実施し、必要な買い物はなるべくお1人で」という発信をしたことについて、強く賛同した。また、「毎日のお買い物を3日に1回程度に変えてみましょう」という呼び掛けに対し、顧客が来店する頻度を抑えることで店内の混雑は一定程度緩和することが見込まれるため、「ぜひ都民には協力をお願いしたい」とした。ただ、こうした行動をとることで、1回あたりの買物量が増えることが想定されるが、それは″適量の買物"であり、買いだめや買い占めなどと安易に断定、非難するような行為は避けてほしいと提言。一方で、スーパーマーケットの現場で働く従業員が抱える不安を低減させるため、都民が買物をする際に混雑緩和に向けて協力してほしいことの呼びかけについて、「さらなる発信をお願いしたい」と強調。また、「お店の混雑緩和策」については、「業界団体と連携して進めていく」と示されており、同団体としても、都に対してしっかりと業界の対策状況、現場の実情を伝えるなどの連携を図るとともに、店舗を展開する企業等に対しても、より適切な混雑緩和、感染症拡大防止に向けた対策の継続や強化をお願いしていくとした。
 このほか、「お客さまにお願いしたいこと」を挙げてほしいという声が多かったことから、5点に絞り以下の通り発信した。
 (1)「マスクの着用を」政府の配布するマスクもご活用ください。
 (2)「入店人数を抑えて」店内混雑緩和のため、極力、人数を抑えて買物をお願いします。一方で、お子さまを留守番させられないなど、事業のある方もいらっしゃいますので、ご理解とご配慮をお願いします。
 (3)「距離をとって買物を」精算を待つ際は、前後の距離をとってください。また、売場内でも他のお客さまや従業員との距離を保って買物をお願いします。
 (4)「短時間で買物を」買物前に購入する商品をメモしておく、メニューをある程度決めておくなどで、商品を選択する時間を短縮できます。また、店内での友達や知り合い、従業員との会話も控えていただき、コミュニケーションは買物後に店の外などでお願いします。
 (5)「不要な問合せは避けて」店頭や電話などでの在庫確認や入荷問合せ、取り置きや予約などの要望、あるいは過剰、悪質な苦情・クレームなども多く、その対応により精算や補充陳列などの作業が遅れ、混雑が増す状況をつくりだしています。ご配慮をお願いいたします。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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