10〜12月期配合飼料供給価格、飼料情勢等踏まえ据え置き—JA全農




 JA全農は21日、令和4年10〜12月期の配合飼料供給価格については、飼料情勢・外国為替情勢などを踏まえ、令和4年7〜9月期価格を据え置くこととした。全農が公表する配合飼料供給価格については、4〜6月期の全国全畜種総平均はトンあたり4,350円、7〜9月期は1万1,400円と、値上げが続いていた。飼料情勢は次のとおり。
 飼料穀物については、とうもろこしのシカゴ定期は、6月には760セント/bu前後で推移していたが、米国産地で生育に適した天候になったことから、7月には600セント/bu前後まで下落した。その後、米国産地の高温乾燥などによる作柄悪化懸念から堅調に推移しており、現在は680/bu前後となっている。
 今後は世界的な需給の引き締まりが継続していることに加え、米国産新穀の生産量の減少懸念などから、相場は堅調に推移するものと見込まれる。また、主に肉牛用飼料に使用される大麦価格は、昨年度からのカナダの干ばつに加え、ロシアのウクライナ侵攻により、主要産地であるウクライナからの輸出量が減少しており、世界的に需給が引き締まっていることから、値上がりが見込まれる。
 大豆かすについては、シカゴ定期は6月には470ドル/t前後だったが、米国産地の高温乾燥による大豆の作柄悪化懸念から、8月には500ドル/t前後まで上昇した。その後、降雨による大豆の作柄改善期待から下落し、現在は470ドル/t前後となっている。国内大豆かす価格は、シカゴ定期の上昇および為替の円安により、値上がりが見込まれる(続きは食肉速報に掲載)

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