歴史ある近東北共進会、最優秀は岐阜・大洞畜産、三重・清水さん




 第62回農林水産祭参加第69回近畿東海北陸連合肉牛共進会が13日、神戸市中央卸売市場西部市場で開かれた。静岡県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、兵庫県の6府県から黒毛和種雌54頭、去勢46頭の計100頭が出品された。
 このうち最優秀賞・農林水産大臣賞には岐阜県の(有)大洞畜産出品の去勢牛を選出。同牛はそのあとに行われた臨時枝肉せりで、岐阜県の食肉卸・小売㈲肉の沖村がキロあたり8,030円で落札。また雌の最優秀賞には三重県の清水一樹さん出品牛を選出。同牛は5170円で京都府の老舗すき焼き料亭・食肉専門店㈱三嶋亭が落札した。なお、最多購買者賞は京都食肉販売(株)で8頭。
 「神戸ビーフ」「松阪牛」「近江牛」「飛騨牛」といった名だたるブランド和牛が集まる同共進会は「和牛の日本一決定戦」ともいわれ、歴史ある共進会。京都市中央卸売市場第二市場と1年ごとに交互で開催されている。ことしは新型コロナの感染症対策として生産者の来場は自粛され、表彰式は行われなかった。静岡県13頭、岐阜県10頭、滋賀県20頭、京都府20頭、三重県12頭、兵庫県25頭の1府5県から出品。この共進会は肉量と肉質の比較では肉質を重視し、肉量1に対して肉質2とする独自性がある。また、筋間脂肪の一価不飽和脂肪酸の予測値を測定、記録している。入賞牛の出品者は表のとおり(食肉速報に掲載)

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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