鹿児島黒牛日本一レストランフェア、キックオフイベント都内で開催




 鹿児島県は、「鹿児島黒牛日本一レストランフェア」の開催にあたり、12日、バイヤーやメディア関係者、第12回全国和牛能力共進会(全共)の第6区(総合評価群)で主席を獲得した(有)江籠畜産の江籠範厚代表取締役らを招き、同フェアのキックオフイベントを東京都内の鹿児島華蓮銀座店で開催。フェアの概要や「鹿児島黒牛」の紹介のほか、フェアに出店する鹿児島華蓮銀座店の限定メニューの試食などが行われた。
 同フェアは、10日〜3月5日の期間で開催され、鹿児島華蓮銀座店を含め、都内の人気飲食店10店舗(イタリアン、フレンチ、焼き肉、和食、中華、モダンインドの6ジャンル)が参加する。店舗では、飲食店のシェフが実際に鹿児島県内の産地を訪問し、生産者と対話して考案した、「鹿児島黒牛」をはじめ、鹿児島県産食材を使用した限定メニューを食することができる。
 主催者を代表して、鹿児島県の須藤明裕副知事は「昨年10月に開催された全共では、過去最多となる41道府県が参加。来場者は30万人を超えた。この大会で当県代表の『鹿児島黒牛』が全9部門中、6部門の主席を獲得するとともに、種牛の部では内閣総理大臣賞を受賞し、前回の宮城大会を上回る成績で、和牛日本一の栄誉に輝くことができた。このレストランフェアでは、『鹿児島黒牛』を中心に、鹿児島ブランド産品のきんかんやスナップエンドウ、ばれいしょなど、魅力あふれる食材に各店舗独自の創意工夫を加えた多彩なメニューが提供される。今後も県産農畜産物のさらなる品質向上や生産拡大に取り組み、とくに『鹿児島黒牛』については、首都圏の消費者や仲卸事業者らへのPR活動を強化していきたい」とあいさつ。続いて、JA鹿児島県経済連の出原照彦代表理事理事長は「『鹿児島黒牛』をバイヤーの方がたに評価していただきたいという思いから、昨年3月から東京食肉市場に毎月平均50頭、年間では700頭をメドに、生体で搬入する取り組みを始めた。ますます鹿児島のブランド力を高めるために、われわれとしても頑張っていきたい」と述べた。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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