全肉生連が4年ぶりに全国大会開催、理事会では肥後会長を再任




 全国食肉生活衛生同業組合連合会(全肉生連=肥後辰彦会長)は6月29日、山形市のメトロポリタン山形で第64回全国大会(山形大会)を4年ぶりに開催した。
 大会は全肉生連の池田清昭副会長の開会宣言で幕を開け、国歌斉唱のあと、物故者への黙とうがささげられた。それに続き、肥後会長が「飼料やエネルギー価格の高騰により、食肉製品も高値で推移している。食肉販売業者にとっても厳しい状況の中、食品に対する安全性が問われており、一層の衛生水準の維持・向上と、正しい知識の情報提供が求められている。当連合会としても、消費者に安全で安心な食肉を提供するための活動をしていく」とあいさつ。また、「厚生労働省をはじめとした関係機関・関連団体などと連携し、各種事業の推進活動を通じ、食肉衛生管理の徹底、組織の強化・活性化を図っていく。組合員のための福祉共済制度についても、精力的に勧誘・推進活動を展開する」と述べた。
 そのあとに行われた生活衛生功労者表彰では、厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰、一般㈳全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状、全国食肉生活衛生同業組合連合会会長表彰において、それぞれの表彰状および感謝状を授与。受賞者を代表して、山形県生衛の大沼幸仁理事が謝辞を述べた。
 大会宣言は同じく山形県生衛の長南邦彦理事が、大会決議は中嶋武司理事が読み上げ、それぞれが満場の拍手で採択された。大会決議では「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理を徹底し、食品事故ゼロを目ざそう!」「熱意と行動力のある事業活性化でコロナ禍からの早期復興を実現しよう!」「組合員および従業員の福祉共済制度、店舗賠償保険への加入を促進し、組織の活性化を図ろう!」「日本政策金融公庫の融資制度を活用し、経営の合理化を図ろう!」—–のスローガンが掲げられている。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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