
全国食肉事業協同組合連合会はこのほど、独立行政法人農畜産業振興機構(alic)の助成を受け、令和7年度「国産食肉等新需要創出緊急対策事業」の一環で、小冊子「お肉で元気」とポスターを作成・配布した。
小冊子「お肉で元気」では、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の戦国時代の三英傑を取り上げ、最初のページでは、三英傑のそれぞれの性格になぞらえお肉のタンパク質、必須アミノ酸、脂質などの栄養素を紹介。次ページ以降は、物価高の中で需要が低迷する和牛肉を取り上げ、特に脂肪に着目してオレイン酸と香りとの関係などを紹介。さらに科学的検証の成果も盛り込み、和牛肉を「しゃぶしゃぶ」でおいしく食べることに関して科学的に説明し、また加熱調理に関する最新研究なども紹介している。後半8ページ以降は、低需要部位を使用した8品(牛肉、豚肉各4品)の健康料理のレシピ(動画付き)を掲載している。
なお、全肉連では、国産食肉の栄養成分と機能性に関する科学的検証を神戸大、一般(社)食肉科学技術研究所に委託して実施。物価高の中、牛肉の需要が和牛を中心に低迷しており、牛肉の消費拡大に貢献するため、令和5年度以降、国産牛肉を用いて、モモなどの赤身部位を中心に加熱調理した場合の栄養、おいしさ、香りなどの分析を行ってきた。これまでの2年間で和牛の加熱調理として低温調理、ローストについて検証してきており、今年度は新たに交雑牛、乳用種を加え、黒毛和種を含めた3畜種を対象に、調理方法としても新たに「しゃぶしゃぶ」(薄切り肉の湯せん)を取り上げて実施した。