仙台市場業務開始48周年記念枝共、和牛去勢名誉賞はマルイが購買




 仙台市中央食肉卸売市場は5日、市場内で業務開始48周年記念枝肉共進会を盛大に開催。肉牛の部では第1部黒毛和種去勢160頭、第2部黒毛和種雌60頭、第3部交雑種30頭の計250頭が上場された。
 第1部では日下平一さんの出品牛(枝肉重量736kg、ロースしん面積140平方cm、バラの厚さ11.1㎝、BMS No.12)が名誉賞に輝き、キロあたり5,001円(税抜き・以下同)で(株)マルイが購買。マルイの佐藤宏社長は「大きな枝肉だが中身はしっかりしていて、モモにもきっちりサシが入っており、名誉賞にふさわしい枝肉だ。生産環境は非常に厳しいが、今後も良い牛の生産を持続していただくために買い支えていきたい」と語った。
 第2部黒毛和種雌では鈴木久さんの出品牛(413kg、87平方cm、8.1㎝、BMS No.12)が名誉賞を受賞し、(株)栄和が5,375円で購買。鈴木さんは2年連続の栄誉となった。鈴木さんの子息である佑哉さん(写真左、右は佑哉さんの子息の未来翔さん)は「まさか2連覇できるとは思わなかった。肥育生産者として実際に使っていただく方がたのことまで考え、食べておいしいと思っていただける牛づくりにこだわっていきたい。繁殖農家、卸業者、販売業者、そして消費者の方がたに改めて感謝したい」とコメント。栄和の金田安生営業課長は「2年連続の栄誉であり、当社としてもしっかりと購買して、最高の牛肉を顧客に届けたいという思いがある。脂質からサシの入り方、全体的にバランスよく、おいしい牛肉に仕上がっている」と述べた

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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