全農肉牛枝共、名誉賞はキロ単価8106円で小川畜産興業が落札




 JA全農は7日、東京食肉市場で第25回全農肉牛枝肉共励会を開催した。全18都県から黒毛和牛去勢214頭、雌88頭、交雑牛32頭の計334頭が出場。厳正なる審査の結果、名誉賞に宮城県の高橋榮一さん(写真)の出品牛が選ばれ、小川畜産興業(株)がキロあたり8,106円で落札した。名誉賞牛は和牛去勢(父「隆之国」、母の父「安福久」)で格付はA5、BMS No.12、枝肉重量は498kg、ロースしん面積は82平方cm、バラの厚さは10.3cm、歩留まり基準値は78.7。審査講評で日本食肉格付協会の小林淳二専務理事は「ロース、モモ、バラの釣り合いがよく、腹鋸筋の割合も良かった。健康に飼育されたことが分かる肉の光沢が良いおいしそうな枝肉」と評した。そのほかの上位入賞牛出品者(枝肉成績)は次のとおり。
 【和牛去勢の部】最優秀賞 松本昭二(栃木県、枝肉重量632kg、BMS No.12、単価5,001円、購買者=乙川畜産食品(株))▽優秀賞 (有)金子ファーム(青森県、587kg、No.12、3,526円、(株)中村畜産)、内海清一(宮城県、618kg、No.12、3,310円、小川畜産興業)、(株)たにかわ牧場(青森県、609kg、No.12、2,911円、(株)伊勢屋)
 【和牛雌の部】最優秀賞 高崎剛史(鹿児島県、No.12、543kg、5,576円、(株)丸富商店)▽優秀賞 ㈲菊地畜産(岩手県、421kg、No.12、3,085円、(株)吉澤畜産)(続きは食肉速報に掲載)

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