野外イベント「JAPAN BEEF FESTIVAL in KAKOGAWA」が21〜22日、兵庫県加古川市内の河川敷で開催された。 市内で営業する食肉事業者が中心となり、加古川河川敷でのにぎわいを創出する官民一体事業の活用のほか、地元スポンサーなどを集め、昨年に続き2回目の開催となる。主催は同実行委員会で、共催が加古川中央畜産荷受㈱。食肉センター従事者を中心に、加古川市の地場産業である食肉産業をさらに盛り上げたいと考え、昨年、食肉センター設立150周年を機に初開催し、2日間でおよそ4万4千人が来場した。
今回は「肉のまち加古川」を標ぼうする肉料理が18ブース、その他飲食が11ブース、キッチンカーが10ブース、食肉情報を提供するパネルブースは加古川市、公益(社)日本食肉格付協会、神戸肉流通推進協議会、神戸大学大学院農学研究科、兵庫県食肉消費対策協議会が出展。また、ギネス世界記録に挑戦として「最大の生肉ケーキ」の製造に取り組んだほか、加古川食肉センターの運営・管理を行う公益(財)加古川食肉公社主催、農畜産業振興機構後援による和牛肉需要拡大緊急対策事業として、和牛肉のおいしさや理解醸成を行うパネルブースおよび和牛肉の試食提供(BBQ)が実施された。当日は雨が降る時間帯もみられたが、県内を中心に多くの来場者が訪れた。
目玉企画として行われた「最大の生肉ケーキ」(実施主体は肉のまち加古川推進協議会)の製造は20日に行われ、協同組合連合会兵庫県総合食肉流通センター内の大正(株)加工センターに協議会員のほか加古川市内を中心とする食肉事業者ら関係者およそ40人が集まり、大型の土台の上に、焼き肉カットやスライスしたさまざまな部位の和牛肉をデコレーションケーキのように積み上げ、艶やかに飾り付けた。およそ4時間半かけて作り上げられた大作は、イベント当日の21日11時に、来賓や多くの来場者の前で披露され、ギネスワールドレコーズジャパン(株)の関岡智美・ギネス世界記録公式認定員により127.55kgの最大の生肉ケーキとしてギネス世界記録に認定された。
目次