一般(社)日本食肉協会は、平成29年度京浜ブロック会議・城南大会を10日、東京・大田区の大森東急REIホテルで開いた。講師に公認会計士の井出俊之氏を招き「食肉の課題と対応~商売の原点に立ち返って考える」と題する講演を聴講したあと、「食肉流通の課題とその対応~人材確保と育成」をテーマに意見交換。講演で井出氏は、時代は変わってきており、スマホ時代の消費者は確かめる・比べる・知りたがる賢い消費者で「一つ一つの物事がはっきりしていないと通用せず、ごまかしが許されない時代」とし、そうした中で客商売の原点に立ち返り、食肉専門店として各店が「こだわり」の品ぞろえや品質で商売を行い、それを顧客に伝える重要性を強調した。また、意見交換では人材確保に向け、食肉小売店の一般への理解を広げることや、イメージアップ、おいしいお肉をつくれるなど仕事としての魅力の発信、さらに利益をしっかりと出せる商売を行っていく必要性が指摘された。
◆行政・統計
5月牛肉輸出は508tで前年比9.2%減、最大輸出先は香港
財務省貿易統計によると、5月の国産牛肉輸出量は50万8,278kg(前年同月比9.2%減)と、前年同月を下回った。前月比でも2.9%減少。 輸出先国は合計31カ国・地域で、国別にみると香港が最も多く、11万1,640kg。次いで台湾、米国...
◆トレンド
全農肉牛枝共励会、キロあたり7,511円で小川畜産興業が落札
JA全農は1日、東京食肉市場で第24回全農肉牛枝肉共励会を開催した。全国16都県から黒毛和種289頭(去勢209頭、雌80頭)、交雑種32頭(去勢24頭、雌8頭)の計321頭が上場された。厳正なる審査の結果、名誉賞には宮城県の佐藤昭彦さん...
◆国内外の団体
全農肉牛枝共励会、キロあたり7,511円で小川畜産興業が落札
JA全農は1日、東京食肉市場で第24回全農肉牛枝肉共励会を開催した。全国16都県から黒毛和種289頭(去勢209頭、雌80頭)、交雑種32頭(去勢24頭、雌8頭)の計321頭が上場された。厳正なる審査の結果、名誉賞には宮城県の佐藤昭彦さん...
◆製品
伊藤ハムと米久がハム・ソーセージ・調理加工食品を3~30%値上げ
伊藤ハムと米久は、10月1日からハム・ソーセージおよび調理加工食品の納品価格改定をそれぞれ実施する。世界的な食料需給ひっ迫や不安定な国際情勢を背景に、インフレーションや円安が一段と進行し、ハム・ソーセージおよび調理加工食品の主原料である畜...