ブラジル鶏肉・豚肉業界、トラック業界によるストライキで打撃





 ブラジルで5月21日から発生した、燃油価格の急上昇に抗議するトラック運転手のストライキにより、畜産業界に大きな被害が出ている。トラック業界によるストライキは以前から行われていたが、今回は規模が大きく、主要輸出港であるサントス港やパラナグア港へと通じる道路を中心に、23州の主要幹線道路が閉鎖された。このため、鶏肉、豚肉ともにブラジル国内第3位の生産企業であるAURORA社は、生産した鶏肉および豚肉のほとんどを出荷できない状況となった。5万tとされる保管能力の限界に達したことから、多くの主要工場が立地するサンタカタリーナ州をはじめとした4州15工場を、5月24日、25日の2日間にわたって稼働停止にすると発表した。今回の停止により、ブロイラー200万羽、豚4万頭が処理できないとしている。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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