スターゼンミートプロセッサー三戸ビーフセンターが台湾向け初出発




 スターゼン(本社=東京都港区、横田和彦社長=写真)のグループ会社、スターゼンミートプロセッサー(三好円社長)の青森工場三戸ビーフセンターで19日、台湾向け牛肉の輸出出発式が開かれた。第一便では、青森県産「みちのく和牛」約350kgが神戸港へ運ばれたあと、船便で輸出される。
 式典の冒頭、横田社長は「青森工場三戸ビーフセンターは、ことしの3月29日に青森県で初となる台湾向け牛肉輸出工場として認定され、本日の出発式を迎えることとなった。台湾輸出に関しては、青森県並びに三戸町の支援と、認定に係る指導を賜った厚生労働省、東北厚生局、青森県健康福祉部保健衛生課および十和田食肉衛生検査所、生産者など多くの関係者に感謝している。当工場は、牛肉のトレーサビリティーシステムを2004年に、また、国際的な食品管理システムであるSQFシステムを08年に導入し、安全で安心な食肉の加工を進めてきた。食肉輸出事業は、10年1月にマカオ向け牛肉輸出工場として認可を受け食肉輸出の加工を開始した。現在では、台湾のほか、マカオ、タイ、ベトナム、ミャンマーを合わせた五つの国と地域に、また、スターゼングループ全体では25の国と地域に対して日本産牛肉の輸出が可能となっている。台湾は日本の食材を取りあつかう小売業やホテル、レストランも多く、今後、日本産牛肉の販売拡大が見込めるエリアとして大いに期待している。引き続き、日本産牛肉の特徴やおいしさについて台湾の消費者へPRするとともに、青森県産牛肉の提案も積極的に進める」とあいさつ。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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