中国が、米国産農産品の追加関税の免除を公表、牛豚肉は対象




 中国が輸入する米国産農産品に対し、2018年4月2日以降数次にわたって追加関税が課されたが、20年2月14日から一部について減税されている。中国国務院関税税則委員会はこのほど、多品目の米国産農産品に対し、一部の追加関税を3月2日から免税する旨公表した。食肉については、牛肉や豚肉が今回の免税の対象となったが、鶏肉は対象となっていない。牛肉については需要が高まっており、19年の冷蔵牛肉の全輸入量は前年比約1・4倍、冷凍牛肉は同約3倍であった。米国産のシェアは1%以下とまだ低いため、輸入を増加させる狙いがあると考えられる。

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