日本ハムが機能性表示食品「IMIDEA」を発表




 

 日本ハムは、同社中央研究所で永年研究を積み重ねてきた鶏由来の成分=イミダゾールジペプチド(以下、イミダ)を500mg(1本20gあたり)配合した機能性表示食品「IMIDEA」(以下、イミディア)を1日に新発売した。
 イミディアに含まれるイミダには、加齢によって低下する中高年の人の記憶力(情報を覚え、思い出す力)を維持する機能や、抗酸化作用をもち、日常生活の一時的な身体的・精神的疲労機能を軽減する機能があることが報告されている。同社は2019年にイミダを成分とした認知機能改善の特許権を国内と欧州で取得し、今回、この成分を活用した機能性表示食品を商品化した。イミディアは携帯しやすいスティック型のゼリーで、摂取もしやすい桃果汁を使用した味も特徴となっている。11月30日には大阪市北区の本社で商品発表会を行い、会見には前田文男取締役常務執行役員(写真右)、中央研究所の岩間清所長(写真左)、菅原幸博次長、金子真也課長らが出席した。
 会見冒頭、前田取締役は次のようにあいさつを述べた。「ご紹介するイミディアは、当社の新たな事業領域である機能性表示食品。今年度から中期経営計画において『たんぱく質を、もっと自由に。』というVision2030を掲げている。常識にとらわれない自由な発想で、タンパク質の可能性を追求していく。また、Vision2030と合わせて当社の取り組むべき重要課題を五つ掲げたが、このうちの最重要課題はタンパク質の安定調達と安定供給。当社創業80周年の節目に、原料や飼料の高騰という試練が立ちはだかっているが、全社一丸となってしっかりと乗り越えていきたい」

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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