家畜改良事業団「清金幸」「茂之姫」の2頭を選抜 令和4年度前期検定選抜牛説明会を開催

 一般(社)家畜改良事業団は9日、令和4年度前期現場後代検定の選抜牛決定に伴い、説明会を開催した。今回選抜された2頭についての概要は以下のとおり。
 【清金幸(きよかねゆき)】「清金幸」の母「きよえみり」は、父に「美津百合」、母の父に「平糸勝」を持つ繁殖雌牛。この「きよえみり」に枝肉共励会において高い評価を得た「美津金幸」を交配し作出された本牛は「美津金幸」初の息牛として選抜された。本牛は現場後代検定成績において、BMS10.4、枝肉重量523kg、ロース芯面積80平方cmと父を超える遺伝的能力を示し、A4以上率100%、BMS No.10以上を21頭記録した。特に去勢の調査牛9頭は、枝肉重量550kgを超える成績を記録するなど、田尻系ながら増体能力の改良にも貢献が期待される。枝肉形質G育種価では、ロース芯面積第5位、皮下脂肪厚第9位、歩留まり基準値第4位、BMS第4位と肉量・肉質共にハイレベルに押さえたオールラウンダーとなっており、枝肉主要3形質では第4位となっている。産子の枝肉においては、周囲筋やカブリ、モモにも細やかなサシが入り、厚みがある「造りの良い枝肉」が多くみられた。
 【茂之姫(しげのひめ)】「茂之姫」の母「みなみ315」は、群馬県内でも特に優秀なゲノミック育種価を有し、その産子は子牛市場で高い評価を得ている繁殖雌牛。本牛はこの「みなみ315」に同団の看板種雄牛であった「福之姫」を交配し作出された。父譲りの優れた脂肪交雑能力を受け継ぎ、現場後代検定成績においてA4以上100%、BM No.10以上を14頭記録した。大きな特長として. 「福之姫」息牛の中でも脂肪酸組成G育種価に優れており、MUFA、オレイン酸の改良が期待できる。また、枝肉形質G育種価では、枝肉重量第14位、ロース芯面積第14位、バラの厚さ第9位、BMS第13位と高い評価となっており、枝肉主要3形質では第10位となっている。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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