埼玉大学と武州和牛生産者が共同研究契約、循環型農業支援




 埼玉工業大学と尾熊牧場グループ(有)ホームメンテナンス(埼玉県深谷市、木村任代表)はこのほど、循環型農業(SDGs)に関する共同研究契約を締結した。同大学工学部生命環境化学科(環境物質化学研究室)・本郷照久教授の研究チームが、深谷地域の地産地消による牧畜活動の循環型農業を推進する深谷市畜産企業コンソーシアムの活動を科学的に支援するもの。
 本郷教授は環境化学の専門家として、地球温暖化防止に向けた二酸化炭素の回収・貯留技術、植物資源から化学製品やエネルギーを生産する技術、汚染水・排ガスの安価で効果的な浄化技術の開発を研究。また、廃棄物を資源として活用する循環型社会を目ざしたシステム開発も行っている。
 深谷市の尾熊牧場(尾熊将雄代表)は「埼玉県彩の国優良ブランド」の認定を受けて、武州和牛を県内で最も多く飼育している。飼育牛(現在、約4千頭)を増やす対策として、発生する牛ふんを発酵処理してたい肥化し、牛舎や関連設備の建築を手掛けているホームメンテナンスがたい肥を商品化する。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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