銘柄食肉好感度コン「八幡平ポーク」「播州百日どり」が最優秀賞に




 「銘柄食肉好感度コンテスト」が、東京都江東区の東京ビッグサイトにおいて10日まで開催されている「第47回食肉産業展2023」で行われた。「自慢の銘柄の評価」「他銘柄との比較」「認知度アップ」などを目的に、全国の多種多様な銘柄が一堂に会する人気イベントだ。今回は「第17回銘柄ポーク好感度コンテスト」「第15回地鶏・銘柄鶏好感度コンテスト」が行われ、それぞれ9銘柄が出品された。7〜8日はブラインド試食によるアンケート審査を実施。豚コンはローススライス、鶏コンはモモの角切りを焼き調理して提供。来場者はそれぞれの食肉をテイスティングできる。9〜10日は銘柄名を公表して試食が行われる。コンテストの結果、豚コンでは最優秀賞に「八幡平ポーク」(八幡平養豚組合、秋田県、ハイポー、約165日肥育)を選出。鶏コンでは、「播州百日どり」(みのり農業協同組合、兵庫県、ホワイトコーニッシュ×レッドブロM、約100日肥育)を選出。
 9日は表彰式が開催され、食肉産業展実行委員会の宮坂亘実行委員長(前列中央)があいさつ。出品者への謝辞に続き「以前から大変人気のあるイベント。コロナの影響などから今回5年ぶりに開催した。大変な生産現場の中で、ご出品いただけるか心配していたが、多くの方に出品いただいた。バイヤーの方がたが生産肉をみて、新しい発見ができる機会として、大きな弾みになったのではないか。今回の出品を契機に、皆さまの取引がより活発になることを祈念したい」と述べた。また最優秀賞受賞の言葉として、みのり農業協同組合特産開発センターの播田慶人センター長(前列左)は「兵庫県多可町と地域限定で生産されており、生産農家は5戸・年間16万羽と非常に小規模。今回いただいた賞を励みに、大切なこの地域特産品を守り続けていくことを心新たにした」、八幡平養豚組合の阿部正樹組合長理事(前列右)は「ようやく念願がかなった。豚が健康に育つこと。これが基本にある。スタッフが先頭に立って、健康に育ててくれた。頑張ってきて良かったという気持ちでいっぱい」とそれぞれ喜びを語った。そのほかの出品者は次のとおり。
 【豚コン】 優秀賞 やまと豚(フリーデン)▽優良賞 箱根山麓豚(スターファーム/富塚商店/豊橋飼料)▽実行委員会特別賞 霧島黒豚(林兼産業)、だいじょ豚(ミートセンター菊池畜産)、秋田米育ちあきた豚(ポークランドグループ)、戸澤豚一番育ち(山形戸沢ファーム)、常陸の輝き(常陸の輝き推進協議会)、つがる豚(木村牧場)
 【鶏コン】 優秀賞 近江黒鶏(シガポートリー)▽優良賞 紀の国みかんどり(雑治商店)▽実行委員会特別賞 おおいた冠地どり(学食/おおいた冠地どり銘柄協議会)、ありたどり(ありた)、森林どり(ウェルファムフーズ)、くまもとの地鶏天草大王(天草大王生産販売組合)、奥美濃古地鶏(奥美濃古地鶏普及推進協議会)、大地のハーブ鶏(伊藤ハム米久ホールディングス)

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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