伊藤ハム米久プラントの夢工場が今月から稼働開始




 伊藤ハム米久ホールディングス(株)は、2019年12月から稼働を停止していた、子会社伊藤ハム米久プラント(株)の夢工場(静岡県沼津市)が、23年6月から稼働を開始したことを発表した。
 夢工場は、同社グループの冷凍食品市場への取組強化を目的に、冷凍食品製造に特化した工場として再稼働した。夢工場の稼働によって、伸長する冷凍食品市場への競争力を一層高めていくとともに、新規市場への取り組みや事業領域のさらなる拡大を目ざしていく。また、夢工場で排出される食品加工残さは、伊藤ハム米久プラントエコ・プロジェクトセンター(静岡県富士宮市)で肥料(コンポストパワー/Compost Power)の主原料として処理される。肥料は県内の契約農家やスポーツ施設の芝生管理などで利用されており、循環型社会の構築にも取り組んでいく。
 伊藤ハム米久ホールディングスグループは、「中期経営計画2023」において「収益基盤の強化」「新規事業・市場への取り組み」を重点取組方針として掲げている。夢工場の稼働再開により、グループの冷凍食品生産拠点の集約を目的に、東海エリアで冷凍食品製造の一端を担う米久デリカフーズ㈱静岡工場(静岡県静岡市)の生産を順次、夢工場へ移管していくとしている。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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