第10回神戸市西部市場銘柄和牛共進会(同実行委員会主催)が11日、神戸市中央卸売市場西部市場で開催された。同共進会実行委員会は今回、節目の10回大会とあって、兵庫県および神戸市の食肉産業のさらなる発展と振興に資するため、関係各社と協力し、市場最大規模の催しとして開催。せり後には場所を移して神戸市長田区の神戸飯店で褒賞授与式と懇親会を行った。出品されたのは17県から黒毛和牛100頭(雌75頭、去勢25頭)。厳選なる選考ののち、名誉賞・農林水産大臣賞には香川の高橋充信さん出品牛を選出。通算6度目の快挙。その後のせりで、神戸市長田区の食肉卸・小売(株)庄田軒精肉店(水原導久社長)がキロあたり1万5円の同共進会史上最高値で落札。庄田軒精肉店は2年連続の名誉賞購買となる。
◆行政・統計
0年牛と畜合計105万頭で前年比0.8%増、豚は2.3%増
農水省まとめによる令和2年12月の食肉流通統計がこのほど公表され、2020年内の同統計が出そろった。本紙ではこれらをもとに、20年次(1〜12月累計)の牛.豚.馬肉の生産数量を試算した。 それによると、牛の合計と畜頭数は105万1,755...
◆トレンド
国産鶏肉高値続き引き合い落ち着く、輸入在庫減で相場上昇か
緊急事態宣言が10都府県で延長され、内食需要は強い状態が続いているが、量販店向け主体の国産鶏肉への引き合いに落ち着きがみられ、相場は軟調で少しずつ下がってきている。とはいえ、2月中旬でモモはキロあたり700円、ムネは300円と高値圏にある...
◆国内外の団体
飲食店への物販提案やネット活用、食肉協がウィズコロナ販売戦略議論
一般(社)日本食肉協会(布川勝一会長)は、第4回事業推進委員会および戦略会議を2月24日、ZOOMによるWEB会議で開催した。今年度5回目のリモート会議となり、全国から事業推進委員らが参加する中、各ブロック活動報告、今後に向けた要望事項を...
◆製品
丸大食品、6月下旬に佐藤勇二氏が新代表取締役社長に就任
丸大食品は22日、役員人事、組織変更を発表した。概要は次のとおり [代表取締役の異動](21年6月下旬予定)代表取締役社長(常務執行役員)佐藤勇二〈写真〉▽特別顧問(代表取締役社長)井上俊春〈※6月下旬開催予定の定時株主総会および同株主総...