台風19号で一部の食肉市場施設に浸水、物流や生産への被害も




 東日本を中心に甚大な被害をもたらした台風19号。本紙では、食肉流通関係の被害と影響について15日、きき取りを行った。市場関係では、群馬県食肉卸売市場で河川の氾濫(はんらん)により牛の内臓処理施設が冠水したため、15日は当初6頭予定していた牛のと畜を中止し、施設の清掃・消毒などを行った。復旧作業は同日中に完了し、16日からと畜を再開する見込み。と畜中止は1日にとどまり、予定していた頭数も6頭と少なかったこともあり、影響は軽微。また、福島県食肉流通センターでは、センターに近接して運営する小売直営店が浸水し、今月中は営業がむずかしい状況。宇都宮市食肉地方卸売市場でも、一部施設に被害が出たもよう。そのほか、東京、埼玉などの市場等で大きな施設の被害は出ていないようだ。
 また、物流でも道路の遮断や一部運送会社の施設の被災などで影響が出ている。台風に伴う量販店の計画休業などを含め流通への影響も大きかった。生産者では、茨城や長野などで一部土砂崩れによる畜舎の破損、停電等による肥育への影響がでているようだ。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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