「令和2年黒毛和牛の魅力創出技術セミナー」が1日、神戸市灘区の神戸大学農学部畜産加工工場およびインターネット会議によるオンライン形式で開催され、関係者合わせて100人ほどが参加した。同セミナーは日本中央競馬会特別振興資金助成事業で、神戸大学大学院農学研究科、近畿アグリハイテク共催、全国食肉事業協同組合連合会、日本食肉消費総合センター、日本食肉研究会が後援。和牛の魅力の掘り起こしを、産官学連携で科学的に取り組む事業となっている。プログラムと要旨は次のとおり。(1)黒毛和牛の魅力創出技術構築事業の紹介(講演者=神戸大学大学院農学研究科・上田修司氏)(2)食品凍結・解凍のポイント〜畜肉を事例に((株)前川製作所技術研究所、河野晋治氏)(3)タンパク質摂取とフレイル(国立健康・栄養研究所、宮地元彦氏)(4)メーカーによる技術紹介(5)国際食肉科学技術会議2022の紹介(日本食肉研究会、坂田亮一氏)(6)エビデンスある「おいしさ」を食肉のブランド化に活用する考え方(農業・食品産業技術総合研究機構、佐々木啓介氏)(7)和牛輸出促進must go on(日本畜産物輸出促進協議会、強谷雅彦氏)
◆行政・統計
0年牛と畜合計105万頭で前年比0.8%増、豚は2.3%増
農水省まとめによる令和2年12月の食肉流通統計がこのほど公表され、2020年内の同統計が出そろった。本紙ではこれらをもとに、20年次(1〜12月累計)の牛.豚.馬肉の生産数量を試算した。 それによると、牛の合計と畜頭数は105万1,755...
◆トレンド
国産鶏肉高値続き引き合い落ち着く、輸入在庫減で相場上昇か
緊急事態宣言が10都府県で延長され、内食需要は強い状態が続いているが、量販店向け主体の国産鶏肉への引き合いに落ち着きがみられ、相場は軟調で少しずつ下がってきている。とはいえ、2月中旬でモモはキロあたり700円、ムネは300円と高値圏にある...
◆国内外の団体
省力化など成果発表、輸出拡大にも対応—生産技術開発センター
公益(財)日本食肉生産技術開発センター(関川和孝理事長)は、食肉生産技術研究組合で研究開発した成果などの普及促進を図るため、令和2年度研究開発成果発表会を26日、東京・大手町のKDDIホールで開催した。新型コロナウイルス感染防止対策でZO...
◆製品
丸大食品、6月下旬に佐藤勇二氏が新代表取締役社長に就任
丸大食品は22日、役員人事、組織変更を発表した。概要は次のとおり [代表取締役の異動](21年6月下旬予定)代表取締役社長(常務執行役員)佐藤勇二〈写真〉▽特別顧問(代表取締役社長)井上俊春〈※6月下旬開催予定の定時株主総会および同株主総...