全国食肉学校入学式、「食肉を通して人びとを幸せに」28人が誓う




 公益(社)全国食肉学校(群馬県佐波郡玉村町、小原和仁学校長)は5日、同校大教室で令和4年度の入学式を行った。28人(総合養成科第58期生16人、食肉販売科第33期生12人)の学生が入学した。今年度も食肉卸・小売などのプロフェッショナルとなるための技術と知識の習得を目ざし、各地から新入生が集まった。
 冒頭、入学生の紹介が行われたあと、小原学校長は「食肉は家畜の生産・食肉処理・加工・製造・調理などの各過程で多くの技術者の手を経て生活者に提供される。技術者は家畜の命をいただき、価値ある食肉として生活者につなぐという重要な役割を担うことから、食肉に関する高度で専門的な知識と正確な技術の習得が求められる。本校は創立以来一貫して、産学協同による実践教育と心豊かな人間形成を教育理念に掲げ、2,600人を超える技術者を食肉業界に輩出してきた。食肉は健康・長寿に欠かせないことが再認識され、需要は一段と伸びている。和食文化が世界無形文化遺産に登録され、和牛など日本産食肉の輸出が拡大する等、日本独特の食肉処理に対するニーズは国内外で増えていくと期待される」とした。さらに入学に際し大切なこととして(1)食肉の知識と技術の習得について貪欲に学ぶ(2)大切な仲間をつくる(3)学校に送り出してくれた父兄や派遣元企業、職場の仲間に対しつねに感謝の気持ちをもつ—–の三つをあげ「3カ月後、半年後、1年後の成長した皆さんの姿を楽しみに、本校役職員が全力でサポートすることを約束する」と述べ、式辞とした。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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