全肉連が「活力あるお肉屋さん」発行、優良事例として10店舗紹介




 全国食肉事業協同組合連合会は独立行政法人農畜産業振興機構の助成を受け、令和4年度食肉流通経営体質強化促進事業の中で「活力あるお肉屋さん 顧客満足度を高める店舗展開に向けて」と題した冊子を発行した。活力ある店舗づくりに向けた優良事例の収集・調査をまとめたもので、全国各地の食肉専門店の中から、仕入れ・販売や品ぞろえ、商品開発、販売促進などに関する独自の取り組みを行う事例として、10店舗を紹介する。
 第1章「成功のヒントを深堀りする!」では、3件の成功事例をピックアップ。宮城学院女子大学の安部新一名誉教授の調査では、自社牧場生産の近江牛に特化した「大吉商店」(大津市)を取り上げている。川上から川下までの一貫生産管理体制下での「生産・加工製造過程の明確化」や「地域資源の有効活用による展開」、精肉売り場の販売活動、そこに併設されたレストランでの料理の提供について、その狙いなどを紹介する。
 東京農業大学の野口敬夫准教授が調査したのは、自社生産の三浦牛を主軸に展開する「横浜南部晃進」(横浜市)。自社ブランドを中心とした国産和牛をはじめとする豊富なラインアップと、それらのリーズナブルな価格での販売に努めている点が特長。生産、加工、卸売・小売を一貫して行うインテグレーションも強みだ。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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