家畜改良事業団が2023年検定済種雄牛生産者感謝状贈呈式




 一般(社)家畜改良事業団は1日、本部会議室で「2023年検定済種雄牛生産者感謝状贈呈式」を開催した。この表彰は家畜事業団の計画交配によって生産され、後代検定のあと、選抜された種雄牛の生産者に贈られる。
 35回目となる本年は黒毛和種種雄牛4頭の生産者として、P黒1133美津平渚号生産の杉原宏幸氏(広島県)、P黒1134増平栄号生産の㈱松永牧場(島根県)、P黒1145銀恣号生産の三原憲章氏(北海道)、P黒1150福増秀号生産の㈱三重加藤牧場(三重県)が表彰された。
 式典の冒頭、富田育稔理事長は、「当団は昭和46年の創立以来、乳用牛および肉用牛の優良種畜の効率的な作出とその精液や受精卵の広域的な配布、乳用牛群検定による酪農経営の改良や家畜改良技術の研究開発などを通じて、わが国畜産の発展に貢献できるよう努めてきた。こうした取り組みの中でも、とくに優良種畜の作出においては、計画交配や調整交配など生産者や多くの関係者の協力が不可欠である。当団の取り組みに対するこれまでの協力に対して感謝している」とあいさつ。続いて、来賓として家畜改良センターの入江正和理事長が「種雄牛の生産は労力がかかり大変なことは理解している。種雄牛による遺伝的改良の結果もあり、高い産肉量や乳量、さらには優秀な肉質や乳質が得られ、良質な畜産物を消費者へ提供できる。また畜産物の国際競争が激化すると思われ、優秀な種畜の活躍が期待される。そのため後継者への生産技術の継承も重要となる」と述べた。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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