総菜コンテスト、大臣賞に山梨・味噌漬けポークとほうとうのサラダ




 全国食肉事業協同組合連合会(村上幸春会長)は13日、東京都豊島区の学校法人後藤学園武蔵野調理師専門学校で「令和5年度食肉惣菜創作発表会ミートデリカコンテスト全国大会」を開催。食肉販売店での新たな食肉総菜の開発推進を図るもので、農水省畜産局および独立行政法人農畜産業振興機構の後援、道府県食肉事業協同組合・連合会の協力のもとで実施された。
 主催者を代表して、全肉連の村上会長は表彰式で「肉屋で販売してほしい総菜をテーマとして開催した中、総菜料理制作とその発表会は非常に充実した内容だった。全肉連では、今回出場した皆さまの出品を参考にして、消費者の皆さまに喜んでいただける、肉屋で販売してほしい総菜の開発に取り組んでいく」とあいさつ。また、開会式で木村元治専務理事は「肉屋の総菜開発をサポートするという趣旨で開催している。現在、肉屋は人手不足や原料高で厳しい状況にあるが、このコンテストが皆さまに愛される店づくりの活性化につながることを願う」と述べた。
 コンテストでは、江上料理学院院長でフードコンサルタントの江上栄子氏が審査委員長を務め、後藤学園理事の中村昌次氏、(株)Studio coodyの社長・浜田陽子氏、料理研究家のきじまりゅうた氏を合わせた計4名で審査。また、発表会のMCをグルメエンターテイナーのフォーリンデブはっしーさん、女優・グラビアアイドルの大島璃乃さんが担当した。審査の結果、27人の地区代表が参加した中で「味噌漬けポークとカリカリほうとうのごちそうサラダ」を出品した山梨県代表の埜村亜希子さんが農林水産大臣賞に輝き、「ほうとうは山梨の郷土食だが、もっと身近に感じられるようにしたい。ほうとうの良さを知ってもらい、食べられる機会が増えていけばと考えた」と説明。また、審査員の浜田氏は「豚肉のカタロースのボリューム感とみそダレの効いた味わいがマッチしていた。揚げた野菜にビネガーと白だしに絡めたひと手間もまた、肉と調和している」とコメントした。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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