「仙台牛の集い」、4年ぶりに多くの関係者集め特別賞味会開催




 仙台牛銘柄推進協議会(村井嘉浩会長=宮城県知事、写真)は8日、仙台市の江陽グランドホテルで第31回「仙台牛の集い」を開催。今回はコロナ禍以来となる「仙台牛特別賞味会」も開催され、会場には約320人の関係者が参加した。
 初めに村井会長が「このような形で料理を準備してのフルでの開催は4年ぶりということになる。これまでコロナ禍により飲食店などが大きな影響を受け、仙台牛の生産者も非常に大変な思いをされたと思う。また、それが明けても飼料高や円安などの影響もあり、なかなか良い環境にはなっていない」とした上で、「仙台牛の枝肉相場はだんだん上がってきており、市場は高く評価をしている。この勢いをみて生産者、また販売に携わる皆さまに喜んでいただけるような環境を作れるように、 われわれも全力を尽くしていきたい」と力強くあいさつした。
 続いて表彰式となり、仙台牛・仙台黒毛和牛の販売拡大と銘柄確立に多大な貢献をした指定店として、(株)ヨークベニマルと、「肉のいとう」などを展開するWIDE FOOD(株)が表彰され、村井会長から表彰状などが手渡された。また、仙台牛生産優良農家では継続認定10年目の(有)根元ファーム、高橋三江氏、小野寺充洋氏、佐々木敏朗氏、千葉和義氏、結城猛夫氏、窪田宗一氏を表彰。さらに「第63回仙台牛枝肉共進会」チャンピオン賞の購買者である(株)京屋総本舗(第1部)と(株)セブンフーズ(第2部)、出品者である(株)川村ファーム(第1部)と蓬田忠雄氏(第2部)、さらに素牛生産者の遠藤正氏(第1部)、(有)半澤牧場(第2部)が表彰されたほか、特別表彰として「第25回全農肉牛枝肉共励会」の名誉賞出品者である高橋榮一氏に表彰状などが贈呈された。
 その後は宮城県農業協同組合中央会の舟山健一副会長理事による乾杯で懇親となり、会場では、チャンピオン賞に輝いた仙台牛を使用したステーキやしゃぶしゃぶが振る舞われた。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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