全国畜産農業協同組合連合会(全畜連)、(株)コンピューター総合研究所(CAL)、東日本電信電話(株)(NTT東日本)は23日、畜産農家の経済的防止に向けた畜産IoT(モノがインターネットでつながること)に関する共同実証実験について発表した。栃木県那須塩原市で、畜産分野における課題解決を目的とした共同実証実験を、5月から来年3月まで実施。実証実験では、Wi−Fi、画像データ解析技術、肉用牛の転倒自動検知技術、ミリ波ネットワークなどを活用し、出荷前の肉用牛の転倒事故死の未然防止を実証する。毎年1〜2%発生する出荷前の肉用牛の転倒事故死によって、大きな損失(約100万円/頭)が生じており、転倒事故防止方法を模索してきたもの。
◆行政・統計
群馬県桐生市の養豚場で豚熱発生、5,500頭殺処分—農水省
農水省は10日、群馬県桐生市の養豚農場において豚熱の患畜が確認されたことを受け、「農林水産省豚熱・アフリカ豚熱防疫対策本部」を持ち回りで開催し、今後の防疫方針について決定した。 発生については、同県桐生市の農場から、死亡頭数が増加している...
◆トレンド
3月末全国牛飼養頭数計399万頭で増加—個体識別記録
家畜改良センターが発表した3月末の全国牛個体識別記録によると、全国の飼養頭数は398万7,282頭(前年同月比1.1%増)で増加となり、前月比では5,926頭増加した。 品種別にみると、黒毛和種は計174万3,725頭(1.3%増)と前年...
◆国内外の団体
食肉販売動向調査(1)卸売業者「牛肉、冷凍の割合が増加」
農畜産業振興機構はこのほど「食肉販売動向調査結果」(2022年度上半期)を発表した。年2回実施されているアンケート調査で、卸売業者、小売業者(量販店、食肉専門店)に食肉の取り扱いや販売見通しをきいたもの。今回は21年度下半期(21年10月...
◆製品
日本ハム、桜姫「産地パック」パッケージの一部にバイオマス使用
日本ハムは5月上旬から順次、国産鶏肉桜姫「産地パック」パッケージに使用されるプラスチックの一部をさとうきび由来の原料に置き換えることで持続可能な資材調達を推進する。同資材は包材の原料となる植物がCO2を吸収し、地球温暖化などの社会問題の解...