JA全農は第44回通常総代会を7月29日、大阪で開き、令和元年度事業報告などの提出全議案を原案どおり承認した。役員改選では、新会長に菅野幸雄氏(愛媛県、写真)を選出。総代会終了後の記者説明会で、菅野新会長は就任のあいさつを行い、組合員・地域JAにとってなくてはならない全農になることや、夢がもてる農業、次代にバトンが渡せる農業への転換、経営基盤の確立などにとくに力を入れて取り組んでいくと抱負を述べた。昨年度は経営概況として、青果物および畜産物相場の低下や燃料価格の低迷などにより、取扱高実績は4兆4768億円、計画比96%となった。このうち畜産事業は1兆364億円で計画比97%となっている。
◆行政・統計
0年牛と畜合計105万頭で前年比0.8%増、豚は2.3%増
農水省まとめによる令和2年12月の食肉流通統計がこのほど公表され、2020年内の同統計が出そろった。本紙ではこれらをもとに、20年次(1〜12月累計)の牛.豚.馬肉の生産数量を試算した。 それによると、牛の合計と畜頭数は105万1,755...
◆トレンド
国産鶏肉高値続き引き合い落ち着く、輸入在庫減で相場上昇か
緊急事態宣言が10都府県で延長され、内食需要は強い状態が続いているが、量販店向け主体の国産鶏肉への引き合いに落ち着きがみられ、相場は軟調で少しずつ下がってきている。とはいえ、2月中旬でモモはキロあたり700円、ムネは300円と高値圏にある...
◆国内外の団体
省力化など成果発表、輸出拡大にも対応—生産技術開発センター
公益(財)日本食肉生産技術開発センター(関川和孝理事長)は、食肉生産技術研究組合で研究開発した成果などの普及促進を図るため、令和2年度研究開発成果発表会を26日、東京・大手町のKDDIホールで開催した。新型コロナウイルス感染防止対策でZO...
◆製品
丸大食品、6月下旬に佐藤勇二氏が新代表取締役社長に就任
丸大食品は22日、役員人事、組織変更を発表した。概要は次のとおり [代表取締役の異動](21年6月下旬予定)代表取締役社長(常務執行役員)佐藤勇二〈写真〉▽特別顧問(代表取締役社長)井上俊春〈※6月下旬開催予定の定時株主総会および同株主総...