養豚協が総会、豚熱やASF対策一層推進、国や地方と一体で




 一般(社)日本養豚協会(JPPA、香川雅彦会長)は25日、東京・千代田区のホテルグランドパレスで、2021年度通常総会を開き、20年度事業報告、21年度事業計画などの議案を原案どおり承認した。新型コロナウイルス感染拡大が止まらない状況を踏まえ、可能な限り少人数で、委任状を主体とした「委任状総会」形式で開いた。
 香川会長(写真)は冒頭のあいさつで「豚熱がワクチン接種農場で発生し、気の緩みがあったのではないかとされるが、そういったことはない。皆、自分の財産を守るために昼夜を問わず防疫を頑張っている中で、そういうことをいわれることに憤慨した。ただ、そのように思っている方もいるということなので、われわれも気を引き締めて、いま以上に防疫に力を入れていかなければならない。感染猪はどこに出現するか分からない状況であり、すごく大変で気苦労が多いと思うが、頑張ってほしい」とした。
 また、アフリカ豚熱(ASF)の水際防疫強化について、このほど農水省に要請したが「100%守ることはできず、やはり国、地域、農場が三位一体となって皆で頑張るしかない。入って発生させてしまったら、いままでの苦労が無になってしまうことだから、とくにASFに対しては細心の注意を払いながら、水際防疫に取り組んでくことが必要。それが一番大切なこと」と強調した。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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