肉用牛頭数2%増、繁殖雌牛は6年連続伸長—令和3年畜産統計(上)




 農水省がこのほど発表した令和3年2月1日現在の畜産統計によると、肉用牛の飼養戸数は、昭和32年調査以降64年連続で減少している。一方で飼養頭数は昨年調査から引き続き増加し、260万4千頭(前年比1.9%増)となった。子取り用雌牛(繁殖雌牛)も63万2,800頭(1.7%増)と前年を上回り、6年連続で増加している。 飼養戸数は、4万2,100戸(4.1%減)で、廃業などにより前年に比べ1800戸減少した。地域別にみても、前年に比べすべての地域で減少した。一方で、飼養頭数規模が30頭以上の農場に関しては、前年をわずかに上回る結果となった。さらに、総飼養頭数規模別の飼養頭数割合が「500頭以上」の階層が全体の約4割を占めていることからも、一部農場が廃業しているのに対し、大規模化が進んでいることがうかがえる。
 飼養頭数は、260万4千頭と前年に比べ4万9千頭(1.9%増)増加した。地域別にみると、北陸および四国で減少したが、その他の地域では増加。なお地域別の飼養頭数割合は、九州が全国の約4割を占め、95万2,500頭(2.7%増)となった。

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