全肉連がHACCP普及・定着に向け、手引書の解説動画を配布




 全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)はJRA(日本中央競馬会)の助成を受け、令和4年度食肉流通HACCP推進事業として、食肉処理業向けセミナー動画「HACCPに基づく衛生管理のための手引書の解説」(講師=菊池孝治・JA全農ミートフーズ㈱執行役員法務・コンプライアンス本部長)を制作・配布した。動画は全肉連のホーペムージにも公開されている。
 全肉連では、令和元年6月に「食肉販売業向け、小規模な食肉処理業向け HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書(基準B)」を作成・公表。さらに令和3年8月には「食肉処理業向けHACCPに基づく衛生管理のための手引書(基準A)を作成・公表しており、HACCPの普及・定着に取り組んできたところだ。
 「HACCPに基づく衛生管理(基準A)」については、50人以上の事業所が対象とされているが、50人未満であっても基準BからAへのステップアップ、さらには第三者認証規格の取得など、食肉処理業全般の衛生管理水準の向上に資することも狙いとして手引書を作成。
 このような趣旨を踏まえ、今回の動画においても、HACCPプランの作成はもとより、加工工場内での洗浄や防虫・防鼠、従業者の衛生管理など、いわゆる一般衛生管理のポイントを写真や図を用いて詳しく解説したセミナー形式の動画となっており、事業所規模にかかわらず、幅広い事業者の活用が期待される内容だ。なお、動画のほか、印刷用スライドおよび「食肉処理業向け・HACCPに基づく衛生管理のための手引書」は、次のURLでダウンロードすることができる。https://www.ajmic.or.jp/haccp/index.htm

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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