兵庫県牛肉マイスターコンテストで大正の徳田社長が最優秀に




 「第1回兵庫県牛肉マイスター・牛枝肉処理技術コンテスト」の最優秀賞に食肉卸・大正(株)社長の徳田浩司氏が選ばれた。1月20日に「兵庫県牛肉マイスター」制度の認定者4人を集めて技術を競うコンテストが姫路市で開催され、徳田氏はきわめて精度の高い技術を披露した。最優秀賞のほか、農林水産省畜産局長賞、兵庫県知事賞、日本食肉格付協会会長賞が贈られ、3月23日に加古川食肉地方卸売市場行われた表彰式で賞状が手渡された。
 兵庫県牛肉マイスター制度は、兵庫県食肉卸事業協同組合(平井良幸理事長)が主となって取り組んでいる。牛枝肉を部分肉に加工するという失われつつある技術を継承・伝承するために、若い技術者に指導する専門的な知識と育成力があると同組合に認められた者を、兵庫県牛肉マイスターとして認定。人手不足の中で若手技術者を育成するリーダーをつくり上げる取り組みとしてスタートしたもので、1人でも多くの技術者を育て上げ、専門的な加工技術を将来の若手へと引き継いでいきたいという狙いがある。認定には、全国食肉学校による技術者への指導力向上に関する講義・実習を受講し、「牛部分肉製造マイスター」の資格認定を取得すること、兵庫県による「但馬牛」「神戸ビーフ」に関する講義・試験に合格することといった厳しい要件をクリアする必要がある。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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