日本ハムが共同研究で高齢者のフレイル予防プログラムを開始




 日本ハムは、学校法人関西医科大学と平和堂、コガソフトウェア(株)との間で「食と運動で健康を科学する」社会連携講座共同研究契約を締結した。また、食と運動の好循環による健康社会モデルの構築に取り組むため、3月28日から高齢者のフレイル予防プログラムを開始している。
 ニッポンハムグループは、日本最大級のタンパク質提供グループとして、安定供給はもとより、ハム・ソーセージ、食肉、加工食品、乳製品、水産品に至るタンパク質の選択肢拡大に努めている。近年、高齢者のフレイルが社会課題となる中で、同社は17年から関西医科大学と共同で、フレイルを予防するため、食事と運動に関する介入研究を行ってきた。さらに、2022年2月からは、高タンパク質乳製品および食肉含有加工食品などの提供と運動負荷を組み合わせることで、要支援・要介護高齢者の筋肉量の増加を介して、高齢者のフレイル予防効果を実証した。
 筋肉の衰え(筋肉量の減少)がフレイルの原因の一つになり、その筋肉量とタンパク質摂取は関係があることから、健康寿命の延伸には、食事(タンパク質)と運動による筋肉づくりが必要不可欠となる。また、先の研究では、被験者に体組成、自己効力感、食事への考え方を説明した結果、日常の食生活における食品選択において、タンパク質の多い食品を選択するという行動変容を得ることができた。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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