食肉惣菜コン全国大会オンラインで、大臣賞に石川県・徳田さん輝く




 全国食肉事業協同組合連合会(河原光雄会長)は、食肉販売店での新しい食肉総菜の開発を目的に、国産食肉を使用した新たな総菜のアイデアを競い合う、令和2年度「食肉惣菜コンテスト 全国大会」を9日、東京・豊島区の学校法人後藤学園武蔵野調理師専門学校で、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じながら、従来とは形を変えて開催。審査の結果「加賀れんこんの能登豚巻き〜ゆずこしょうタルタルがけ」(写真)を出品した石川県代表の徳田幸子さんが農林水産大臣賞(副賞20万円分旅行券と2万円分お肉のギフト券)の栄誉をつかんだ。これまでに、各県提出のレシピから書類審査で10作品を選定。当日は、この10作品を調理スタッフがレシピどおりに調理し、審査委員による試食審査を行い、各賞を決定した。コロナ禍の中、参加者および関係者の健康・安全面を第一に考え、例年のような参加者本人による実技審査は行わず、また調理や審査の際も密を回避するなど万全の感染防止対策を講じた。インターネットのZoomを活用したオンライン表彰式も開催し、出品者はネットを通じて参加し、各賞の発表や講評などが行われた。
 コンテストでは、店頭で販売される4パック分の量を、材料費2千円、調理時間60分以内の条件で、一般消費者からアイデア総菜を募集。審査委員は、委員長の江上栄子・江上料理学院院長をはじめ、中村昌次・後藤学園理事、料理研究家のきじまりゅうた氏、グルメエンターテイナーのフォーリンデブはっしーさんが務め、おいしさや普及性、食肉店で簡単につくれるなどの審査基準に基づき各賞を選定した。大臣賞をはじめ、農水省生産局長賞に福井県・小林拓真さんの「軟骨入りイタリアンチキンハンバーグ」、独立行政法人農畜産業振興機構理事長賞に青森県・小笠原新之助さんの「甘辛オリエンタルチキン チーズフォンデュ添え」、全肉連会長賞に長崎県・松本誠子さんの「豆と麦の肉巻き」、審査委員長賞に岐阜県・西村綾香さんの「豚ミンチで三色肉団子」を決定したほか、10作品以外から審査委員特別賞を選んだ。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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