MLA(豪州食肉家畜生産者事業団)主催の「味付ジンギスカングランプリ2025」の表彰式が13日、東京都港区の豪州大使館で開催された。菊池一弘実行委員長(羊齧協会代表)、MLAのトラヴィス・ブラウン駐日代表、豪州ビクトリア州政府職員、量販店のバイヤーら専門家審査員による試食審査を実施。その後、「北海道ジンギスカンフェスティバル2025」の一般来場者(500人)、東京都内での一般枠(100人)による決選投票が行われた。4回目となる今回は、「市販品部門」41商品、「店舗メニュー部門」34商品、全75商品がエントリーされ、㈱北海道樽前工房の「厚切りジンギスカンプレミアム」、㈱HIT Corporation(HEY MEAT)の「厚切りマトン味付けジンギスカン」がそれぞれグランプリに輝いた。
表彰式冒頭、菊池実行委員長は、「審査を通して非常にレベルが高くなっていると感じた。好みの差ではないかというぐらいレベルが高く、多くの審査員を悩ませた。味付けジンギスカングランプリを始めた手応えと、業界の進化、そして味付けジンギスカンの未来を強く感じた。味もしょうゆベースに加え、塩やみそ、スパイス、レモン、ハーブなど、独創的な味付けも増えてきて、可能性も広がっている。家庭で手軽に調理できる利便性や冷凍保存によるフードロスの削減など、現代の食生活にマッチしている。味付ジンギスカンの魅力を全国、そして世界へ広げていけると思っている」と期待を示した。
表彰式では、グランプリを受賞した北海道樽前工房の田中雄滉営業部長が「この賞を励みに、もっとおいしいジンギスカンを提供できるよう精進していく。また、味付けジンギスカンの魅力をいろんな人に伝えていきたい」、HIT Corporationの日吉良一社長が「今回、豪州のラムやマトンのほか、北海道の食材を組み合わせ、豪州の魅力や可能性を感じながらつくった。今後もジンギスカンの普及に向けて、皆さんと取り組んでいきたい」と喜びを語った。閉会のあいさつはブラウンMLA駐日代表が勤め、「ジンギスカンという料理は、ラムの中で重要なポジションとなっている。北海道だけでなく、ほかのエリアでも伸ばしていきたいと思っている。ジンギスカンや味付けジンギスカンは、若者に向けて発信するための非常に良いアイテムである。今後も味付ジンギスカングランプリに力を入れていきたい」と述べた。なお、そのほかの入賞者は次のとおり(続きは食肉速報に掲載)
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