
食肉機械大手の(株)なんつねは25日、同社本社にて創業100周年を記念した”ギネス世界記録”挑戦イベントを開催した。社員とその家族、取引先ら300人以上が同社の主力製品であるミートスライサーを使い「1時間に肉をミートスライサーでスライスした最多人数(Most people slicing meat with meat slicers in one hour)」というミッションに挑み、見事「327人」の世界新記録として認定された。
1925年創業の同社は、昨年100周年の節目を迎えた。101年目という新たな世紀への一歩を刻む場として選んだのが、記録にも記憶にも残る「世界記録」への挑戦だ。当日は、本社敷地内の会場に焼きそばや焼き鳥などのケータリングサービスが用意され、社員の家族や関係者が思い思いに歓談を行う、和やかな雰囲気の中でイベントがスタート。
開会式で南社長は、戦禍や震災を乗り越え100年続いた歴史に触れ「皆さんのお父さんやお母さんが毎日会社に来てくれたこと、そしてそれを支えたご家族の力があったからこそ、今日のなんつねがある」と、集まった家族へ深い感謝の意を表明。「歴史の傍観者ではなく、歴史を作る側として今日を楽しもう」と力強く呼びかけた。
会場には地元・藤井寺市の岡田一樹市長や、隣接する柏原市の冨宅正浩市長も来賓として駆けつけ、自らもスライサーを握った。また、吉本興業からミサイルマン・西代洋さん、かつみ♡さゆりさんも応援に加わり、緊張感漂う挑戦の場を笑いと熱気で包み込んだ。
記録達成には「1cm以下の厚さで正確にスライスする」という厳しい条件があったが、参加者たちは真剣な表情で次々と肉をスライスしていった。制限時間終了後、審査中には、社員の功労表彰なども実施。その後、公式認定員によって記録達成が宣言されると、会場には大きな拍手と歓喜の声が響き渡った。
記録認定証を授与された南社長は「一人が欠けても成し得なかった成果。ご家族の方の参加も含めて、一つの記念として記憶と記録に残る形になってうれしい。本業のスライサーメーカーとしても、食のインフラを支えるという理念のもと、世界一への道のりを目指し、引き続き頑張っていきたい」と決意を新たにした。